ホーム レッスン 費用 生徒の声 Q&A 新着情報 アクセス

 

歌の姿勢:頭部が揺れるのはマイナス


 

[ 揺らすマイナス面と指導する側のチェック項目]

顔を前に出す。⇒声帯周辺を緊張させたムリな発声のため、頸部の緊張で頭部が前に出る。この時には胸式になってしまっている。吸気から発声に移る間に、一瞬の間を作って発声に集中していることが多い。

頭部を下向きにする。⇒吸気から発声に移る時に下向きにする(胸式になる)。これはブレスアクションの最後は首筋が上向きになってアゴ引きになる動きであるべきです。吸気した後に頭部を下げてしまうためです。

もう一つは音程が下行する時に支えの全てを弛めてしまうために、結果的には胸部も下がり、胸式呼吸になってしまいます。この際正常な腹式呼吸に戻すことは不可能です。この後は胸式呼吸の連続になってしまいます。

頭部を上向ける⇒ハイトーンを声帯周辺の筋肉を緊張させて発声する。口が前へ出、顔面が上向きになってしまいます。これは指導を受ける以前に自分流で歌っている時に、頑張って高声を出す時に自然に覚えた自分のクセと理解して指導方法を考えるべきです。

この発声では共鳴して抜ける声は出ません。しかし、上向きでもムリがなければ明るい声になることもあります。しかし、ムリな緊張が入るとマイナス面がいろいろ出ます。要注意です。歌手にもこの状態で歌う人もありますが、声が明るくても薄い響きになってしまっています。それは頭への共鳴ができにくくなっているためです。

頭部の揺れは頸部・頭部と考えられるが、もっと下の腰部から前折れするタイプもあります。最近のヒップホップ系の流れがこのアクションを流行らせている。流行だから指導が大変です。

※歌の姿勢(膝引き・背筋)の指導を重視する必要があります。支えは無くなってしまう。声は上に抜けず喉声になり呼吸は胸式に移行してしまう。その結果、頭部共鳴胸部共鳴などがなくなり、声が抜けず、喉声になる。声に芯がなく、倍音の高いレンジがなく、声が暗くなり、音程がフラットになる。各音を歌うことになり、フレーズが出来なくなる。日本語の特徴である「語尾を離す」ことも関連します。

例えば「行きました」の場合、最後の「た」だけ離した言い方が発音の訓練をした人以外には一般的である。発音練習で「アイウエ・オ」と離してしまう例が良くあります。発声練習でも、最後の音に気が行っていないことが良くあります。落してしまい、次のブレスがダメになります。

 

[ 指導するの中で気をつけていること]

姿勢が第一です。アゴが引けた顔面の向きが第一。次に頭頂の位置の認識を。頭頂の位置が頭部の中心とする。頭頂の中心部に矢印のある図を使って「矢印のある位置に指を置いて下さい」と言うと殆どの人が後頭部に指を当てます。鏡でチェックしたりして本当の中心部に指が当てられるようにします。このイメージを持つことが発声・声が抜けることに大きな差が出ます。人によっては「反り」が入ることが良くあります。この場合には前屈姿勢がオススメです。ゆっくり起き上げながら全身が直線になったところでストップします。そして鏡で横姿を確認します。頭・腰・くるぶしが直線であることが分かります。

最近は歌の中で前折れのポーズをとる姿がはやっています。歌手たちの中でも@首から折り曲げる。A腹の位置から折り曲げる。B膝を弛めて重心を下げる。などがあります。もし、どうしても前折れのポーズで歌いたい場合には、横隔膜の支えをしたままで、腰の位置で折り曲げることは可能です。前へ曲げたければ腰の位置から曲げればよい訳です。すると支えは正常になります。

歌唱中の姿でチェックできる。頭部または支えを崩す姿勢は絶対に見逃さずチェックし、根気よく指導する必要があります。チェックは声でもできる。チェックは目でするばかりでなく、声を聞けばどのような状態か判別できます。指導者にとっては耳で判別できる判別力を持つことが必須条件といえます。指導者は声を聞けば姿が分かるというレベルまでの精進が必要なのです。

 

歌の姿勢「良い声は正しい姿勢から」

 


(C) Sense & Voice Co.,Ltd. All rights reserved.